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UEKING ROOM

植木家訪問

先週の秋休みを利用して、新潟は柏崎の植木家へ行ってまいりました。

半年前に免許を取った初心者の長女と交代で運転し、正直命がけの道中。とは言っても次女はいつも通り爆睡でしたので、助手席のわたしだけが心臓を縮ませていたのかもしれません。

そして、三人もろとも悲惨な目にあったら・・・コレが最期の書き込みになるんだろうな・・・なんて思いながら、状況報告としてTwitterやMixiに「関越トンネル前」の休憩でつぶやいてしまいました。

新潟県に入って雨が降り出し、6時間かけて昼に到着。
関越走行中の外気温は16℃とデジタル表示され、前日とはうって変わってのヒンヤリとした空気でした。植木家のみなさんと一緒に盛来軒へ出かけお昼をご馳走になり、夕方からは姪の坊たち(4歳・6歳)も来宅し賑やかに過ごしました。

翌日は爽やかな晴天。
絶好の作業日和。朝食後午前の部を開始。古い倉庫の蜘蛛の巣を払い、等身裸婦作品を運び出す。包んでいる緩衝材(プチプチ)の一部が紫外線で劣化し細かく崩れ、キラキラと風に舞う光景は美しい衝撃でした。

2階を作品保管用にリフォームした第二倉庫の前に、15体の等身裸婦と1体の男性立像が林立。カシュー(人工漆)の表面は水拭き厳禁と植木から聞いてはいましたが、汚損が激しいので手早く拭き、しばし日光浴。こんなきれいな青空の下で、のびのびとできる次の機会はいつだろうと思うと、お蔵入りを延期してあげたい気持ちにもなりました。

2階へ上がる階段は非常階段の様なつくりで急勾配、FRPが軽いとは言っても転倒しないように下部に錘が入っているような作品もあり思ったより大変。でも、済んでみるとあっという間に2階に収まってしまった感じで、今回訪問の目的任務は無事完了しました。

お昼は、植木家一同で行きつけの近所の蕎麦屋へ出かけて、またまたご馳走になりました。一人前の蕎麦の量がたっぷりで、乾麺100グラム並みの天ざるは満腹になりました。。柏崎隣町の小千谷発祥の小千谷蕎麦はつなぎに海藻を使用しており、茶そばのような色合いの細打ち麺。労働後ということもあり、格別の美味でした。

午後長女は休憩してしまいましたが、義兄と一緒にわたしと次女で倉庫や庭の掃除等。掃除機も草刈り機も業務用で圧巻でした。次女は、普段の生活ではまず体験できなチェーンソーの様な剪定用の枝刈り機に興味を持ち、使用法を教えてもらい生け垣刈りを任せられました。ところが、一人になって始めて間もなく・・・あれっ???止まっちゃった・・・・よく見ると、なぜか延長コードが裁断!申しわけありませんでした。でも、切り落としたのが指じゃなくてよかった〜と、わたしはホッとしました。

二日目の夕食は、次女のリクエストに応えていただいて義姉特製の煮豚(格別に美味しい)、豚バラの人参ゴボウ巻きの甘辛煮。姪家族の4人も集合。ポテトサラダ、お刺身各種も盛り合わせ、さんまの刺身を丁寧につくってくれました。甥も夫婦で合流、鶏唐揚げと春雨サラダの大皿を用意してくれて豪華な食卓での晩餐会になりました。

長女は今夜も保育係。食事を終えて「あそぼー!」と食卓から退散する坊たちに引っぱり蛸。次女は大人と談笑しつつ、似顔絵を描いてプレゼント。和やかに親戚一同の夜を過ごしました。

翌朝は6時少し過ぎに出発。柏崎ICよりも小千谷ICの方が近いからと、途中まで案内伴走していただき、無事帰路につきました。

2日足らずでしたが、植木家の皆さまにお世話になりましたこと、御礼申し上げます。作品整理のお手伝いで、私たちが少しでもお役に立つことができて光栄でした。

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蔵の中で眠る裸婦たち

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運び出され日光浴する裸婦たち

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何年ぶりに陽を浴びたでしょうか。

青空を仰ぎ見て大きな深呼吸をしていました。

またいつの日か、眠りを解いてくれる人が来ることを日を夢見て・・・

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