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年賀状

  私が子どもの頃から、母が毎年木版で年賀状を刷っていたおかげで、手作り年賀状は12月の一大イベントでした。私も作品らしいモノで挨拶ができれば一石二鳥だなんて思って、美術の先生と担任の先生に送っていたわけです。およそ30年前はどこの学校にも、PTA名簿という個人情報誌が全校生に配付されていて、その名簿に載っている誰にでも電話することができたし手紙を送ることもできました。そして卒業後も年賀状だけは欠かさずに送ったのは、先生の返信がちょっと嬉しかったから。「いい女になってください。いつか飲みましょう」と書いてありました。

 でも、この甘い誘い文句は異性と限らず、その後何十年もの間何十人に決まり文句として使われていたことは誰が知っていただろうか。信念どおり「続けること」の人でした。

  さて来年の植木は、どんなセリフで決めてくれるのだろうか。

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