Main menu:

UEKING ROOM

俺の塩(oreno sio)。

弁当を忘れた奴らの頼みの綱。

 

金がない奴らの生命線。

 

それが、「俺の塩」。

 

 美術室の右奥「UEKI部屋」、いつも大量のインスタントラーメンの買い置き(カップにはいっているものではなく袋に入っているものもの)、冷蔵庫にはチューブに入ったラード、七味、のり、これらが、俺の(UEKIの)塩を作る材料すべて、既製品の俺の塩にはないものが沢山はいった、初めての味。

 

 昼休みになると、普段美術室にはこない連中も集まってきてたっけな、髪を脱色しすぎて海藻みたいな頭のあいつ、スチール缶を素手で潰すやつ、バイクに乗ればいつも一番速かったあいつ、俺の塩をUEKI不在で作れるあいつ、 だて眼鏡が誰よりも似合うやつ、クラスではちょっと浮いてるやつ、そいつらが一緒の部屋で飯食ってたな。

 

  居心地が良かったあの部屋、空気感、タバコのにおい。

 

 遠い高三の夏休み、俺とUEKI先生だけしか居ない美術室、2人だけのオモイデ、沸き立つ草のにおい、全開の窓、首を振る扇風機、むせ返る暑さのなかで食べた「俺の塩」。

 

今でも思い出す夏の味です。

  

正確なレシピは忘れてしまったので 、今度「不在で作れるあいつ」にきいておきます。 

"俺の塩(oreno sio)。"に2 件のコメントがあります

  1. コメント from あゆみ:

    塩味焼きそばが商品化される以前から十八番でした。老舗の塩ラーメン(袋)のスープ味をベースにした焼きそばです。
    俺の塩が発売されると「なっ、時代は俺につい来るだろ」と言っていました。

  2. コメント from いわさき けいた:

    その台詞に近いものを僕もきいた事があります、その話はまた今度書こうと思います。
    砕いて、粉末スープをかけただけの状態で食べている時もあったみたいです。

コメント投稿欄

Related articles