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UEKING ROOM

WALL PAINTING

夢の途中…学校をキャンバスに!

今からおよそ20年程前、私はひょんなことからニューヨークに行くことになりました。
アーティストの巣窟ソーホーがソーホーらしく、地下鉄がグラフィティで覆いつくされていた頃の話です。

そこで見た光景に私はカルチャーショックを受けました。
街が動き、街にエネルギーが溢れていたからです。街中のいたるところにグラフィティが描かれ、ストリートではブレイクダンスを踊るキッズ。もちろんビルを覆う巨大壁画もたくさんありました。
まだ若かった私は、この街なら新しいアートが生まれるはずだと確信に近いものを感じたものです。

ニューヨークから帰った後、早速、学校側と交渉をして何とか壁画を描かせてもらえることになりました。描くのはもちろん子ども達です。今から思えば表現も稚拙なものだったかもしれません。それでも巨大な壁画に挑戦している子ども達に大きな可能性を感じ、それ以来三校目となる現在まで壁画制作を続けています。

この西高では、初めて外壁に足場を組んでの制作をやらせてもらうことができました。
高額使用、作品の仕上がり具合を想像すると、これはひとつの賭けでもありました。ですから、足場を外す朝は祈るような気持ちでいたのを覚えています。でも、子ども達はちゃんと結果をだしてくれました。掲載写真の様な壁画をみごと完成させてくれたのです。それと同時に、この大仕事をやり遂げた子ども達は、間違いなく大きな自信をつかんでくれたことでしょう。

今では西高校舎の内外に40以上の壁画が描かれ、「壁画の西高」とまで言われるようになりました。そしてついに来年度からは、3年生の自由選択で「ウォールペインティング」の講座を開講するまでにこぎつけたのです。
また、西高を後追いするかのように、東京都が今年度から始めた都の庁舎、施設の壁や塀、道路などを芸術家に提供して絵を描いてもらう「ストリートペインティング」の構想もきっと追い風になり、子ども達の背中を押してくれるに違いありません。

みなさん、10年後を想像してみて下さい。

学校中が子ども達の素晴らしいARTで覆いつくされた西高の校舎を…。ちょっとワクワクしてきませんか?

2004.12.12 植木孝二
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これから壁画に関わる人へのメッセージ
この文章は2004年秋に書かれたものです。
それまでの20年余りの間、指導方法を模索したり、生徒とぶつかったりしながらも、勤務した全ての学校で指導してきた壁画の制作が、ついにこの翌年度の2005年から【ウォールペインティング】という名の授業として設定されることになった喜びとそれからの展開への希望に満ちています。
しかし、この文章を書いてから半年後、楽しみにしていたその新年度を迎えてひと月もしないうちに植木先生は亡くなりました。
ほんの数回ですが、植木先生の授業を受けた最後の教え子達も来春には卒業を迎えます。

壁画を描くのは生徒ですが、植木先生の思いがさまざまな形で伝わってきたからこそ、多くの壁画が生まれ、今でも藤沢西高校では制作が続けられているのだと思います。
植木先生の壁画への思いは前掲のものも含めていくつか残っていますが、それぞれの壁画を描く生徒達とどのように接してきたのでしょうか?

実際にはどのようなやりとりがなされ、そして壁画が描かれる様子を見ていた多くの生徒達、教職員達はどう感じていたのでしょうか。
壁画を描いた人、友人が描くのを見ていたという人、生徒達が描く様子を見守っていた方々、完成作品しか知らないけれどお気に入りの壁画があるという方。
壁画にまつわるいろいろな思いを持ち寄り、様々な角度から 茅ヶ崎・横浜日野・藤沢西 と続いてきた壁画活動を見つめ、また、ここから壁画制作を応援し、提案しながらともに作っていくコーナーにしたいと思います。

壁画道場

植木孝二の教え子が関わった壁画が見られる場所

南陵高校(旧横浜日野高校)

藤沢西高校

↓このサイトで、西高壁画の大概が見られます。
ここに掲載されていない新しい壁画多々もあります。
県立藤沢西高等学校『壁画の西高』を次世代へ

2009年度に西高PTAが編集した”壁画写真集”を、こちらで扱っております。
ご希望の方には販売いたしますので「お問い合わせ」にご連絡ください。


・茅ケ崎オールアライブしゃ [駒さんの茅ヶ崎オールアライブしゃ日記]
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"WALL PAINTING"に2 件のコメントがあります

  1. コメント from ayumi:

    校舎解体となったら、あの壁画はどうなってしまうの?
    と各方面から心配の声があがっています。

    そこで、

    卒業生・在校生・西高保護者・地域の方々・他校だけどウエキ教え子のあなた
    どんなアイディアでもいいので、力を貸してください。
    わたしたちが想像できる限りの対策をまとめて
    学校へ提案してみたいと思います。

    また、壁画を実際に描いた卒業生を中心に作戦会議も開きたい。

    こんな方法で次世代に伝えたい・・・
    こうやったら展示できるのでは・・・
    改築した西高でも壁画が描けるには・・・
    壁画の伝統を引き継いでもらうには・・・

    茅ケ崎高校・横浜日野高校・藤沢西高と続けてきたウエキの仕事を途絶えないために。
    自分が動けば何かが起こる。
    大切なのは、強く思うこと。
    そして、やり続けることです。
    とウエキは言っていました。

    あなたの一声を
    お待ちしています。

  2. コメント from CHISA:

    初めてお邪魔します、、、
    92年、日野高校にて2階廊下に壁画を描いたメンバーの一人です。
    申し訳ない話ですが、EGONさんが亡くなられたと今初めて知りました。。
    遅くなりましたが、謹んでご冥福をお祈りいたします。
    EGONさんの影響で美術にのめりこみ、美大への道を歩みました。
    あの壁画制作は、校舎内に絵を描いちゃおうっていう、トンデモナイ企画を校長にプレゼンし、早朝・放課後・休日を使って制作しました。
    できあがった時の感動は忘れられません。
    学校生活に関係のある絵では(まるで)なかったけど、壁画から湧き出てくるパワーは、学校だからこそ、と感じたものです。。
    卒業後、何度か足を運びましたが、制作した私たちにとって、形にのこる、究極の思い出だと思います。卒業アルバムのように持ち運びができないからこそ、壊したりしてはいけないものです、、よね。。

    壁画制作に携わったものとして、協力できることがあれば、ぜひ、、、

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